ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

大掃除と夫の在宅

ふたり暮らし。大掃除と夫の在宅。

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ふたりで大掃除

先日、夫が連休だったので、家中の掃除を手伝ってもらった。いつもなら連休が取れるとダラダラと長時間家飲みをするのだけれど、相変わらず夫がダイエット中なので、1日目だけお酒を飲んで、残りは気を紛らわすために働いてもらうことにした。

 

私ひとりでは動かせない洗濯機の裏や冷蔵庫の裏もキレイになり、いつもどの角度から拭いても届かなかった家具の上の隅や、天井のほこりなども取ってもらえてスッキリ。天井の四隅のほこりをとっただけでいつもより部屋が明るい気がする。壊れて以来、べつに要らないやと思っていたクイックルハンディの伸びる棒、もう一度買おうと思った。

 

艶消し素材は汚れがわかりにくい

今の家は、ドアやクローゼットなどの取っ手部分が艶消し素材でできている。

 

クローゼットの扉の取っ手がシルバー色のはずがなんか茶ばんで見え、素手でよーく手触りを確かめると、なんだかザラザラしている。爪で擦ってみたところ、筋状に汚れが取れた。これはまさかの…

 

手垢だ…(きったな…)

 

ツヤツヤ素材なら、もっとこまめに拭いていただろうに、艶消し素材は指紋が見えないので全然気にならなかった。何度か拭いたことはあったけれど、いつもサラッと表面だけを拭いていたので、こんなに手垢が溜まっているとは思わなかった。

 

激落くんで擦ってみると、ボロボロと汚れが落ちる。とっても汚い!
(取っ手だけに。あ、すみません)

 

あんまり激落くんで擦ると素材が傷みそうだったので、ある程度汚れが取れたところで重曹水をつけた布に持ち替え、さらに磨いていく。ゴシゴシゴシゴシ。

 

中腰で格闘すること5分。クローゼットの取っ手は見違えるように綺麗なシルバー色になった。艶消し素材なのでピカピカツヤツヤではないけれど、明らかにさっきとは輝きが違う。「うちの取っ手ってこんな色だったのね!」と思った。

 

家の中は手垢だらけ

普段あまり意識していない取っ手の数。何個あるのか数えてみた。なんと19個もあった(裏表含む)。わが家はたったの1LDKなのに。そこに手持ちの家具の取っ手の数を加えると、もっと増えることになる。思わず、家の中で手袋をはめて生活すれば取っ手掃除はいらなくなるな…などと考えてしまった。

 

手垢がつくのは取っ手だけじゃない。電気のスイッチや、よく触る箇所の壁、取っ手のついてない収納扉など、油断すると手垢まみれになる。

 

うちの夫は宅配便を受け取る時などに玄関のたたきまで出ず、上り框から玄関ドア横の壁に片手をついて、身を乗り出してドアを開ける。その片手をつく壁がすぐに汚れるので、夫がその場を離れたらいつもこっそり拭いている。夫は手汗の多い人で、夫がよく触るものや場所はすぐに汚れるのだ。夫のマウスもキーボードもいつもベタベタ。毎日拭いてあげているが、夫が帰宅したら元の木阿弥でちょっと萎える。

 

夫が家にいると…

なぜだろう。夫が家にいると暑い。クーラーをつけて室温は快適なはずなのに、どうにも空気が澱んで熱を帯びているように感じてしまい、すぐに換気をしたくなる。窓を開けて風を通すといったんはスッキリするものの、閉めてしばらくたつとまた窓を開けたくなってくるのだ。

 

ハッカ油を混ぜた水で家中の床も拭いたし、カーテンやソファなどには柑橘系のアロマを混ぜたアルコールをスプレーした。私ひとりの時はこの爽やかな空気が1日中続くのに、なぜか夫がいると秒で元にもどる、ような気がする…

 

夫が全身から醸し出す空気というか、熱量が暑く感じさせるのだと思う。

 

通常、夫が連休の時はふたりで飲んだくれているかお出かけしているかなので、あまり感じることはなかったのだけれど、今回のようにほぼ素面で夫が2日間も在宅していると、ちょっと(?)息苦しさを感じてしまう。決して夫が嫌いとかウザイというわけではない。ただ空気がむわっとして新鮮じゃない気がするのだ。

 

以前夫がコロナの後遺症で1ヶ月療養していた時に、気がおかしくなりそうだったことを思い出した。↓

asukaze827.hatenablog.com

 

この問題、ほんとにどうしたらいいんだろうか。単純に部屋を分ければいいという問題でもない。矛盾しているようだが、私は夫の近くにいたいのである。だから部屋を分けるのは寂しいし、夫がリビングで寛いでいることにはなんの不満もない。そして何よりも、以前の夫の部屋の汚さを思うと、夫が個室を持つことには前向きになれない。夫自身、今の状態が快適らしく、自分で掃除をしなければいけない自室は持ちたくないと言っている。

 

けれど、夫が何日も在宅していると酸素不足のようになってしまう。冬は換気と称してしょっちゅう窓を開けても不自然ではないが、夏はそれができない。何より暑すぎて窓なんか開けていられない。空気清浄機?そんなので部屋の空気は変わらない。だってつねに熱(?)を発する存在がいるのだから。

 

結局ひとりで大掃除

連休があけて夫が出勤し、ふたりで大掃除をしたばかりなのに、私は再び家中を拭いてまわった。窓を開けて空気を入れ替えて、寝具の洗濯もして、ついでにカーテンも洗った。

 

今日はこの爽やかな空気が1日続くと思うと、とても嬉しい。