ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

ワードローブの今と昔

ふたり暮らし。ワードローブの今と昔。

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服選びの条件

私は若い頃から可愛いワンピースが大好きで、大量にあった服の中でも大部分を占めていたのだけれど、断捨離をしてワンピースの有能さに気づいてからというもの、さらにワンピースが好きになり、今はニットを着る季節以外はほぼワンピースの生活になった。

 

最近は服に求める条件がさらに欲張りになっていて、たとえばワンピース1枚買うにしても、

・最低3ヶ月、できれば2シーズン以上着られる。
(着潰すという意味ではなく。)

・普段着にもお出かけ着にもできる。

・1年中ハンガーにかけておいても伸びない生地。

・スタイルアップさせてくれるデザイン。

・上からかぶらずに下から脱ぎ着できる。

・静電気で脚にまとわりつかない。

・着丈125〜128cm。

・手持ちのバッグと靴に合わせられる。

・15000円以下。

・自分に似合う色。

と、いくつもチェックポイントがある。

 

おしゃれすることは人生の楽しみでもあるので、服に関しては必ずしもワンインワンアウトにこだわらず、条件に合う気に入った服があったら買うことにしている。といっても、もともと出会いが少ないので、新しい服に出会う前に何かを処分していることが多い。

 

断捨離直後は自分にとっての適切な枚数がわかっていなかったので、大量に捨てたつもりでもまだまだ着ない服が残っていた。

 

自分が本当はどういう服を着たいのか、どういう服が似合うのかということがわかってからは、断捨離はさらに加速し、買わないという判断をするのが速くなった。パッと見て「いいな」と思っても、次の瞬間には「あ、絶対似合わない」「脱ぎにくそう」「真夏しか着れない」など、買わない条件がいくつも浮かぶからだ。

 

好みのブランドを発掘しておく

物欲を刺激しないためには、あまりファッションサイトを見ないほうがよいと言われているけれど、私は普段から楽天ファッションをわりとよく見ている。そうすると自分の条件に合った服を出しているブランドがなんとなくわかってくるので、探す時に的を絞りやすくなるのだ。

 

物欲はもちろん刺激される。笑

 

刺激はされるけれど、そもそも条件に合うものが少なすぎるので、なかなか購入にはいたらない。先日も、いいなと思ってお気に入りに入れていた服を「でも定価じゃ買わないな」と判断したばかりである。↓

asukaze827.hatenablog.com

 

買う理由が値段ならやめておけ。
迷う理由が値段なら買っておけ。

とはよく言われるけれど、一生物のジュエリーとかでない限り、日用品や洋服においては、値段が高ければふつうに迷う。迷うたびに買っていたら物はどんどん増えてしまうしお金はどんどんなくなる。

 

だから私の場合はこうだ。↓

買う理由が値段ならやめておく。
値段で迷うならそれもやめておく。
高くても妄想通りの物なら買う。

 

バッグや靴の色とデザインを固定しておく

35歳で仕事を辞めるまで、私は7〜9cmヒールを履くのが大好きだった。でも、たとえばそのへんのスーパーやコンビニに行くだけの時とか、実家に行ってわんこと遊ぶ時などはぺたんこ靴を履いていた。履く靴によって身長が7〜9cmも変わるため、服と靴の組み合わせを考える必要があった。

 

今はまったく同じぺたんこパンプスを3足持っていて、行く場所によって新しいほうを履くか古いほうを履くか変えているだけである。手持ちの服のすべてがこの靴に合わせられるようになっているし、傷んだらまた同じものを買えばいいので迷わなくて済む。靴の色が固定されているため、服の色も自然と絞られてくる。

 

購入の条件を考えておく以外に、普段からバッグや靴の色とデザインを固定しておくと、セール期間中などでも余計な物を見ることなく、買うか買わないかをパッと決めることができる。

 

若い頃の失敗に感謝

今、こうやって無駄のないワードローブにできているのは、若い頃に散々失敗してきたおかげである。

 

自分に似合わない色も似合わないデザインもよくわかっておらず、流行っていたら何でも手を出していた。クローゼットの中はテイストの違う服で溢れかえっていて、雑誌で「着回し◯days」みたいなのを読んでは、着回すために新しい服を買っていた。

 

サンダル、ミュール、エスパドリーユ、グラディエーター、ロングブーツ、ショートブーツ、パンプス各種(ファーのついたやつ、ビジューのついたやつ、リボンのついたやつ、ヒールが高いやつ、ヒールが太いやつ…)。靴だけでこんなにあるなんて、過去の自分の愚かさにめまいがする。

 

でも、たくさん物もお金も無駄にしてきたけれど、若いうちにいろいろ挑戦しておいて良かったとも思う。毎日取っ替え引っ替えする生活はそれなりに楽しかった。今の生活も、もしかしたら未来の自分が見たら無駄だらけなのかもしれないし、成長しないと見えない景色ってあるんだなぁといい大人になってから学んだ。

 

断捨離して良かったことのひとつは、若い頃に常に持っていた欠乏感を、だいぶ手放せたことである。とはいえ、まだまだそれを感じる瞬間もあるので、もっと精神的に成長していきたいなと思う。