ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

ぐうたらな私が自分に課していること

ふたり暮らし。ぐうたらな私が自分に課していること。

後回しにする癖

私は子どもの頃からかなりぐうたらな性格だ。サボり魔で、やりたくないことはギリギリまで後回しにするタイプである。それでもずっと、まあいいかと思って生きてきた。実際今までギリギリでもどうにかなってきたし、困ったことはとくになかったから。

 

大人になると自分のことは自分でなんとかするしかないので、子どもの頃より多少はしっかりするようになった。でも根がぐうたらなので、面倒なことを後回しにするくせがなかなか直らない。

 

子どもの頃だって、本当は夏休みの宿題を7月中に終わらせたいと思っていたのだ。毎年親に言われていたけれど、「どうせ3日間でやり遂げるなら、最後の3日間じゃなくて最初の3日間で終わらせれば、残りの夏休みを心おきなく楽しめるのに」と、私も毎年そう思っていた。

 

モデルのローラさんはこんなことを言っている。

 

「お皿洗いとか、『あとでやろう』と思うことってあるでしょ?でもそれって、今を生きていないってことなの」

 

あ、耳が痛い。笑
でもおっしゃる通り。

 

 

軽やかな気持ちで過ごすためのルール

やるべきことをまだやっていない状態というのは、心の負担になる。ひとつひとつは小さな負担でも、それが溜まるとひどい重荷になり、毎日が楽しくなくなってしまう。それは夏休みの宿題を溜めている子どもだけでなく、大人の世界でも同じことだった。

 

だから、心の負担を減らすために、私は自分に以下の2つのルールを課している。

①5分で終わることは、今すぐにやる。
②決めたことは実際に口に出し、自分自身と約束する。

 

これ、やってみるとわかるけれど、結構厳しいルールなのだ。厳しいけれど、これを守ることは日常を軽やかな気持ちで過ごすのにとても効果がある。①のルールを自分に守らせるために、私はまず②をやった。つまり、「5分で終わることは今すぐにやる」と声に出して自分と約束したのだ。

 

私の場合、目標や決意というのは、ノートに書いたりスマホに入力したりするよりも、実際に声に出して言うほうがいい。声に出して自分と約束すると、取り消しができない。ノートは破り捨てられるしスマホの文字は消去できるけれど、口から出た言葉はもとに戻せないから。覆水盆に返らず。自分と約束したという事実は消せない。それがたとえ自分以外の人が聞いていなかったとしても。

 

そして、どんなに小さなことであっても、自分との約束を守れると自信になる。

 

たとえば、洗濯機を回している間、ツムツムをしていたとする。ピーピーと洗濯機の終了音が聞こえてきた時、昔の私ならダラダラといつまでもゲームを続けてしまっていた。洗濯機が止まってから30分とか1時間とか放置することもザラにあった。でも今はピーピーと鳴ったら、「あと1回だけ。そしたらやめる」と声に出す。するとちゃんとやめられる。

 

人は誰でも自分自身を裏切りたくないと思うもの。自分と約束したことを守ると、自分でした約束とはいえ、自信につながっていく。ばかばかしく思えるかもしれないけれど、結構おすすめの方法だ。

 

なにも考えずに取りかかってみる

5分で片付くことならまだしも、日常生活にはもっと時間のかかる面倒なこともたくさんある。そしてそういう面倒なことほど、やる前から「あ〜あれしなきゃ…」「あれをやるためにはこれをしなきゃ…」「そうだ、ついでにあれもやっとかないと…」と、次々にやることを思いついてしまう。

 

子どもの頃、学校に行くのも習い事に行くのも憂鬱な時があった。行ったらとても楽しいのに、行くまでが憂鬱なのだ。それは行く前にあれこれ考え過ぎていたからだと思う。

 

大人になってもそれは同じだった。重い腰が上がらない時というのは、いろいろ考え過ぎている時だ。やる前から頭の中をタスクでいっぱいにしてしまうから、「あーめんどくさ。やめよ…」と放り出してしまう。

 

そうならないようにするには、取り敢えず何も考えずに取りかかってみるといいらしい。らしい、と書いたのは、私自身がこの意識を持ち始めてまだ日が浅いから。でも、これは効果があると感じる。

 

段取りなどを頭で考え始める前に、取り敢えず取りかかってみる。腰が重くなる前に上げる。そうすると、不思議と淡々と物事が進んで行く。これは子どもの頃に参加した地域の清掃活動に似ている気がする。

 

大量のゴミや落ち葉を目の前にした時は、「うわ、めんどくさ…」「これって本当に意味あるの?キリないじゃん」と思うのに、取り敢えず目の前のゴミをひとつ拾ってみると、無意識にその隣のゴミも拾う。そしてその隣、またその隣…。気がつくとゴミ袋はいっぱいになっていて、道は綺麗になっている。

 

「文句ばっか言ってないで、いいからやれー!」と学年主任の先生が言っていたけれど、本当にその通りだと思う。
(今の私にも言ってほしい。笑)

 

取り敢えずやってみる。取り敢えず取りかかる。すると頭の中も自然と動き出す仕組みになっている。

 

最新の研究では、人間の行動は脳が司令を出してから体が動くのではなく、体の反応の方が先なのだという。ちょっと信じがたいけれど、私はこれまでの記事に書いてきたように、自分自身の経験も含めて「体を変えるのが先」という体験談を複数見聞きしてきたため、この理論にも納得がいく。

 

家事や日常生活のあれこれも、目の前にあることをただ、やる。取り敢えず取りかかる。これを意識するようになってから、面倒な雑事も、仕事も、家事も、以前より憂鬱な気持ちにならずにできるようになった気がしている。

 

今の目標

先日、はてなのお題に「卒業したいこと」というのがあったけれど、私が今卒業したいのは長時間のTwitterだ。今まで何時間無駄にしてきたかわからない。

 

ひとこと声に出して「長時間Twitter見ない」と言えばいいのに、もし守れなかったらどうしようと思ってしまうほど、SNSの中毒性は高い。いらない情報も勝手に入ってくるTwitterやインスタは、無限に時間を貪る恐ろしい存在だ。何事も使い方次第。使われる側になってはダメだと実感している。

 

卒業できたらブログにする。