ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

引越しの朝

ふたり暮らし。引越しの朝。

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お別れの朝

5年住んだ街とついにお別れの日が来た。今、段ボールに囲まれた部屋の中でこれを書いている。お天気はあいにくの雨。台風が来ているので大嵐にならないことを祈るばかりだ。

 

今朝、最後の箱詰めを済ませた。夜のうちに洗濯を済ませ、浴室乾燥にかけておいた物たちだ。今夜はホテルに泊まるため、生乾きじゃないことを確かめてから箱に入れ、箱の側面2箇所に「21」と大きく記入した。これで手荷物以外の箱の数は21個になったということだ。前回の引越しでは45個以上あったので、この5年でかなり物が減ったことになる。

 

余談だが、引越しの箱詰めのコツは、段ボール箱に直接中身を書かず、通し番号を書いておくことだ。そして箱詰めをしながら、家族とのグループLINEに「①番 〇〇(品名)、〇〇、〇〇、〇〇、〇〇…」とひとつずつアイテム名を詳細に記入して送っていく。

 

こうしておくと、箱詰めをしていない家族にもどの箱に何が入っているかスマホでわかる。LINEならいくらでも書き直せるし、追加が出た時は該当の番号をメンションして記入すればいい。そして引越し先では数字の大きな箱(最後まで使っていたもの)から順番に開ければいいので、引越し屋さんにも「数字の大きな箱を手前に置いてください」と伝えておけば、奥の方から引っ張り出さなくて済む。

 

引越し屋さんは12時〜17時の間に来るという。かなり幅があるのでお昼ごはんはどうすべきかまだ決めていない。天気が悪いとUberを頼むのも気が引けてしまう。

 

結局、冷凍庫の食材は食べ切ることができなかったので、引越し屋さんが来たらすぐにクーラーボックスに詰めることにした。カンカン照りに暑い日じゃなくてよかった。なんとか明日の夜まで保ってほしい。

 

最後の出勤

昨夜は最後の出勤日だった。転籍(異動)という形を取るとはいえ、再び会える可能性があるのは転勤のある店長やシェフの人たちだけだ。バイトのみんなとはおそらくこの先二度と会わないだろう。長い子とは4年以上一緒に働いて来たので、とてもさみしい。みんなも別れを惜しんでくれた。辞令からあまり日にちがなかったため、旅行中だったりしてそもそも私が辞めることをまだ知らない子もいる。全員にお別れが言えなかったのは残念だが、仕方ない。

 

途中ちょっとわだかまりのあったパートリーダーの女性とも、最後はちゃんと大人の挨拶をしてお礼を伝えることもできた。本心でないことは明白だが、辞めることを惜しんでもくれた。いろいろあったが、お世話になったことには変わりない。きちんと挨拶ができてよかったと思う。

 

ロッカーを片付け、IDを返却して退勤した。接客業に携わる者として、ほんとうに多くのことを学んだお店だった。次のお店では勝手の違うことも多いと思うが、ここでの学びを活かして働けるようにがんばろう!

 

雨足が強くなってきた

外はなんだか雨足が強くなってきたようだ。引越しと台風がブッキングしそうな予感がする… 引越し屋さんはプロなので心配ないとは思うが、せめて風は強くならないでほしい。この街で過ごす最後の日がこんなお天気で悲しい。無理矢理いいほうに考えれば、絶対に忘れられない思い出深い引越しになることだろう。

 

引越し屋さんが来るまで数時間。この記事を書き終えたら暇を持て余すことになりそうだ。笑