ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

夜型から朝型へ

ふたり暮らし。夜型から朝型へ。

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朝型の生活

新しい職場は朝が早い。最初は今まで通りに遅番で働くことを考えていたが、早朝は時給200円アップなのと、夜は大通りから一本入ると人通りが極端に少なくなるため、何年か振りに早番で働くことにした。

 

まず、朝からメイクをするのがだるい。以前の職場は夕方からの出勤&電車で2分と近かったおかげで、ほとんどすっぴんで行っていた。飲食店勤務なのでマスクをしていたからというのもある。でも今度の職場ではそうもいかない。店には朝日が差し込んでいるし通勤時間も明るい時間帯だ。メイクせざるを得ない。

 

寝起きのぼんやりした頭で出勤の準備をするというのはなかなかつらい。イヤイヤ起きてイヤイヤ支度していた学生時代を思い出す。

 

爽やかな朝の空気と車内の重い空気

駅まで8分、その後電車で10分。いい具合にオンオフを切り替えられる距離感だ。今までは早朝に家から出ることなんて旅行の時ぐらいだったので、朝の空気がとても気持ちいい。新鮮な空気ってこういうのだったなぁ…と子ども時代を思い出す。

 

朝の6時台。世間一般的にはまだ出勤ラッシュの時間ではないし、私が乗る電車は都心方面とは逆方向なのだが、この街は私の職場がある施設に向かう人が多く住んでいて、早朝にも関わらず車内はとても混んでいる。そして、「なんか空気が重い気がするなぁ」と思って見回してみると、もれなく全員顔が死んでいる。
(私も人のことは言えないのだけども。笑)

 

たぶん車内の全員が「仕事だり〜…行きたくね〜…」と思っているのだろう。空気が超〜重い。よく、「肩が凝ったと思っていたら生き霊がついてると言われた!」なんていう話を聞くが、生きている人々の出す「念」というのはちょっとわかる気がする。通勤電車内の空気は、それ以外の時間帯の空気とは明らかに違う。

 

何年もの間、空いている電車でのほほんと通勤していた私は、カルチャーショックを受けた。そう夫に話すと、「通勤電車ってそういうもんでしょ」と軽くあしらわれてしまった。今更ながら夫を尊敬。毎日通勤ラッシュの波に揉まれながら通勤しているみなさん、ほんとうにお疲れ様です。

 

朝型生活に切り替えてからまだ1週間。身支度はだるいが、早朝から活動するというのはいいもんだな…と感じてもいる。

 

時間を有効に使うなら遅番がいい

長年遅番で働いてきたせいもあると思うが、早番はその日1日を仕事だけで消化してしまう。帰宅してから家事なんて、まったくもってやる気が起きない。は〜疲れたと思って床やソファにゴロンとしたが最後、そのまま意識が飛んでしまう。

 

夕方からの出勤なら、昼間に家事もできて好きなこともできて、夜帰宅したらお風呂に入って寝ればいい。でも早番は違う。疲れて帰宅するのは一緒なので、そこからひと休みもふた休みもしてからじゃないと動けないし、かといってひと休みしてしまうともう何にもやる気が起きなくなっている。

 

私のシフトは多少の変動はあるものの、7時半〜15時。勤務時間が長い分、出勤日数は少ないのだが、仕事のある無しにかかわらず家事や好きなことができていた以前の日々を思うと、不自由さを感じている。

 

言わばこれまでは1日の中をオンとオフの時間に分けていたのに対し、今は1週間の中をオンの日とオフの日に分けて暮らしているということだ。慣れないのは当たり前かもしれない。

 

先日も帰宅してから床で昼寝してしまい、起きたらもう18時半だった。そこからメイクを落とし、お風呂に入り、夕ごはんの支度…はする気が起きなかったので、夫を駅まで迎えに行くという口実を作り、その足で駅前のサイゼリヤに逃避した。ああ、仕事のたびにこんなことをしていてはダメなのに…

 

体力はあるので、圧倒的に気力が足りないのだ。仕事のあとで家事(せめてごはんの支度だけでも…)をする気力がほしい。切実に。

 

今も仕事から帰宅し、床に転がりながらこの記事を書いている。帰宅してから早2時間。もういいかげんに起き上がろう…と思いながらも、背中が床から離れなくて困っている。