ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

自分に必要なもの

ふたり暮らし。自分に必要なもの。

これがなくなったら病む、というもの

人それぞれ、大切にしているものや必要なものはちがう。
(ここでいう「もの」とは、物質としての物ではなく、形にないもののこと。)

 

 

私にとってのそれは、自由な時間だ。自由な時間がなくなると、心のゆとりも失ってしまう。私は子どもの頃から時間に追われることがとてもとてもとても苦手で、いつも「もっと自由がほしい」と思っていた。

 

子どもの頃の生活というのは、朝目覚めた瞬間から分刻みのスケジュールに追われ始める。私はそれがすっごく苦痛だった。時間に追われていると、人生が雑になる。
(あの生活をもう一度するのが嫌で、子どもを産まない選択をした。)

 

今の生活は、時間にも心にもたっぷりとしたゆとりがあり、それだけで毎日がとても満たされる。もしも今、私から自由な時間と心のゆとりを取ったら、間違いなく家庭崩壊だ。

 

 

自分の大切なものを知り、生活スタイルを作る

自分はどんなものが好きで、どんなものを大切にしているのか?を知ることは、満たされて生きていくためにとても大事なことだと思う。

 

世の中には、いくつもの物事を同時進行しながら、それぞれをしっかり楽しめる人もいる。趣味をたくさん持っていたり、習い事をいくつもしていたり、丸1日お休みがあれば朝から晩まで途切れなく予定を詰め込んだり。

 

でも私はそうじゃない。休日の予定は基本的に「無し」が心地いい。予定を入れるとしてもひとつだけ。たまにふたつ以上の予定を入れると、「今日は忙しいな」と感じる。

 

 

私は今、飲食店で働いているのだけれど、昼のシフトに入った日は、帰宅すると充電切れでベッドにゴロンせずにはいられない。そしてそのまま意識が飛んで気がつくと夜になっている。パートから帰ってそのまま休まずに家事や育児をしている世の中のお母さんたちは、私から見たら全員スーパーウーマンだ。
(フルタイムで働くお母さんは、もはや只者じゃない。)

 

 

人生設計というと大げさだけれど、「これだけは死守したい」と思うものがわかれば、それを守るためにはどういう生活スタイルにしていけばいいのか?ということが見えてくる。

 

 

それは、世の中の誰とも被らないかもしれない

世の中には自分と同じような人がいるかもしれないし、ひとりもいないかもしれない。どっちでもいい。子どもも持たず、バリバリ働くこともせず、周囲からは毎日ヒマしてると思われがちだけれど、私にとってはヒマなわけではない。ただゆとりを持って暮らしているだけだ。

 

自分の人生において、自分自身が満たされていることは何よりも大切なことだと思う。
(もちろん、人生のパートナーである夫がそう思えることも、同じくらい大切だ。)

 

親とか、親戚とか、友達とか、職場の人とか、近所の人とか…
そういう、周囲の意見はまるっと無視して、自分(と夫)の幸せだけにフォーカスして生きていってもいいんじゃないかと思う。