ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

未来の創り方

ふたり暮らし。未来の創り方。

きっかけ

私の両親は必ず選挙に行く人たちで、私は二十歳の記念に親に引きずられるようにしてわけもわからず投票に行った。誰に入れたらいいかわからないまま、その場で適当に選んで入れた。友達に話すと同じような子が多く、「私たちみたいなのが適当に投票するより、行かないほうがマシじゃない?」と思った。政治を学ぼうなんて一度も思わなかった。

 

大人というのは馬鹿な若者と違って全員人格者で、とくに政治家の方たちは、政策の違いはあれどみんな真面目に日本のために働いてくれているのだと信じていた。だから世の中はそういう人に任せておけばいいと、その後は長い間選挙に行かなかった。

 

10〜15年ほど前、フィギュアスケートの浅田真央選手とキムヨナ選手とのライバル対決でメディアは連日大盛り上がりしていた。私はもちろん真央ちゃんの大ファンで、真央ちゃんとは別枠でキムヨナ選手のことも応援していた。ふたりはいいライバルだと信じて疑わなかった。

 

その頃私はオンラインゲームで遊んでおり、そこで仲良くなった人たちとSkypeで日常的にたわいのない話をしていた。その中のひとりがフィギュアスケートに詳しく、ふたりのライバル対決が茶番であるということを教えてくれた。最初は信じられない気持ちだったが、その人は、「日本がメダルを独占するとルールが変わるんだよ。フィギュアだけじゃない。中でもスキージャンプはとくに有名」と言い、そういえばそんな話も聞いたことがあるなぁと思い、それをきっかけに自分でもいろいろ調べるようになった。

 

そこから徐々に何事においても自分で調べるという癖がつき、35歳の時の体質改善を機に、その傾向はますます強くなっていった。私が選挙に行き出したのはその頃からだ。

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テレビっ子の親

コロナワクチン〜令和の米騒動に対して、私は思うところが山ほどある。

 

しかしうちの両親は情報源の8割以上がテレビと新聞なので、ワクチンももちろん何回も接種しているし、例の特殊構文大臣のこともその父親のことも、日本のために働くすごい人だと信じている。備蓄米放出の時は「さすが仕事が早い」などと評価していた。それらに対してちょっとでも反論しようもんなら、「またそんな胡散臭いネットの情報に振り回されて…」と言われる。親にとって、テレビと医者はこの世で最も信頼できるもののひとつなのだ。

 

日本がこの先どうなろうとも、親はギリギリ逃げ切れる世代である。そして親世代の投票率は高い。来月の参院選の投票は連休中に行われる見込みとのことだが、現役世代の何割が連休中にわざわざ投票に行くだろうか。せっかくの連休、遊びに行きたい人も多いはず。国は「投票に行きましょう!」と呼びかけつつも、たぶん現役世代には投票に来てほしくないのだろう。

 

すべては最初から決まっている

この世で起こることのすべてはすでに決まっている、というのがスピ的考え方ではあるのだが、それはただ傍観しとけばいいということではないそうだ。

 

人間はみな、誰かのために何かをすることで歴史を紡いできた。それはどんなに小さなことでもそうだ。たとえば、「会う人全員に笑顔で挨拶すること」だったり、「家族や友達の悩みを聞くこと」だったり、「エレベーターのボタンを押して待ってあげること」だったり、そういう小さなことの連続で日常は創られている。「誰かのために何かをすること」が私たち人間に課されている課題であり、それら小さな行いのすべてが、最初から決められているのだそう。

 

人間の本来の基本行動は「誰かのために何かをすること」。

 

普通に生きていたらそうできないこともたくさんあるし、世の中には信じられないくらいに利己的な人間もたしかにいる。でも、「誰かのために何かをすること」は最初から決められているので、私たちはそのことを念頭において生きていくことが、最初から決められている道筋なのである。

 

「起こることのすべてはすでに決まっていて、未来は今よりも絶対にいいものになります。なぜなら、これを知った人はみな、誰かのために何かをすることを意識して生きていくでしょう?そもそもこういう情報に出会わない人も大勢います。みなさんは選ばれた人なんですよ」

 

これは私の好きなスピリチュアリストの言葉だ。つまり、今これを読んでいるみなさんも選ばれた人ということになる。当選おめでとうございます。

 

ひとりひとりが、どんなに小さな些細なことであっても、誰かのために何かをする。未来はそうやって創られていくのである。選挙のキャッチコピーみたいになるが、最後にひとこと。

 

明るい未来をみんなで一緒に創っていきましょう!