ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

やっぱり気になるスリランカ

ふたり暮らし。やっぱり気になるスリランカ。

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スリランカ料理とは?

晴れた日の昼下がり、近所をぶらぶら散歩したあとで、夫が前々から行きたかったというスリランカ料理の店に行った。

 

スリランカ料理ってどんなの?と思ってメニューを見ると、インドカレー、ナシゴレン、ナンみたいなやつ、そば飯風なやつ、ラムを焼いたやつなどが載っており、どれも絶対においしいやつだ!と一気に食欲が爆発した。

 

店内では大きな画面にスリランカの風景が映し出されており、自然豊かなリゾート地って感じで個人的には意外だった。海のイメージがなかったからだ。そもそもスリランカってどこにあるの?と思い調べてみると、なるほど、インドのすぐそばにある島国だった。

 

スリランカが島国だったとは知らなかった。スリランカといえば宝石の採掘地というイメージが強いが、サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツも盛んらしい。旧国名はセイロン。セイロン茶のあのセイロンだ。へー!ひとつ賢くなれたぞ。

 

そんな会話をしていると飲み物がきた。私は「搾りたて!100%パインジュース!」を注文したのだが、内心信じていなかった。だって350円なのだ。どうせ濃縮還元100%のジュースにちょこっと果肉を足しただけでしょと思っていた。

 

でも出てきたジュースの色を見て、ほんとうに本物のストレート100%だと確信した。酸化防止剤の効いた鮮やかな黄色ではなく、搾りたてのほんとうの色だったのだ。底には果肉が沈んでいる。

 

350円でこれは嬉しい。夫はビールを飲んでいたが、ビールなんてどこでも飲めるんだからここではパインジュースが正解だ。豊富な酵素のおかげでたくさん食べても苦しくならず、2〜3人前はありそうなナシゴレンとバターチキンカレーと自家製ドレッシングのサラダを堪能した。どれもすっごくおいしかったが、結局スリランカ料理というのがどんなものなのかは最後までわからなかった。

 

お箸へのプライド

ふと横を見ると、欧米人らしき外国人ふたりがナシゴレンを食べている。ナシゴレンというのはチャーハンみたいなものなのだが、それをふたりともお箸で食べていた。

 

職場Aのメニューにもこういうご飯を炒めた系の料理があるのだが、スプーンを添えているにも関わらず、お箸で食べている欧米人をよく見かける。日本人やアジア人は普通にスプーンで食べているのに、欧米人はぼろぼろこぼしながらもお箸で食べ続けるのである。自分はお箸を上手に使えるんだぞ!というプライドなのか、それとも欧米にはチャーハンをお箸で食べる文化があるのか知らないが、店員としては食べこぼしが多くて大変迷惑なので、素直にスプーンを使って食べてほしい。

 

ナシゴレンは日本のお米よりパラパラしている。こんなのをお箸で食べていたら盛大にこぼしているに違いない。後片付けの大変さに同情しながら店を後にした。

 

最後までつかめなかったスリランカ

外国人が多いため、「これは何料理のお店?」としばしば店の前で立ち止まることがあるのだが、お店に入って食事をした後もなお、「はて?スリランカ料理とは一体…?」と思ったのは初めてだった。インド料理とはたぶん違うのだとは思うが、日本人からみたらあまり違いがわからない。海外の人から見た和食と中華の違いも、もしかしたらこんな感じなのかもしれない。

 

お店の看板にははっきりと「スリランカ料理」と書いてあるので、これがスリランカ料理なのだろう。インド料理との違いを探しに、また行こうと思う。
(食べたいだけ。)