ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

久しぶりの発熱

ふたり暮らし。久しぶりの発熱。
f:id:asukaze827:20250223145409j:image

のどが痛いなーと思っていたら…

風邪をひいた。ここまでしっかり発熱したのはたぶん3年ぶりくらいだと思う。

 

数日前から朝起きたらのどが痛かった。夫が勝手に加湿器の設定湿度を下げたせいである。マヌカハニーを朝晩多めに舐め、日中はプロポリスキャンディやマヌカキャンディを舐めて口の中が渇かないようにしていたのだが、だめだった。いつもならこれでスーッと治るのどの痛みが全然引かない。

 

おとといの朝、「なんかヤバい気がするな…」と思って起き、仕事中に「あ、なんかさらにヤバくなった気がする」となり、仕事を終えて駅のホームで電車を待つ間には、「これ絶対熱あるわ…」という確信に変わっていた。

 

家に帰って熱を計ると38.8℃。おおお…しっかり風邪を引いてるようだ…

 

熱がある!という現実を知った瞬間から一気に具合が悪くなるのはなぜなんだろう。さっきまで普通に歩いて家まで帰ってきたのに、今はもうトイレに行くのすら生まれたての子鹿状態になっている。

 

震える指先で夫にLINEした。ごはんないよ、と。

 

電気毛布のありがたさ

自分の体温で布団をあっためる自信がなかったので、電気毛布を布団に仕込む。この電気毛布、以前ある方のブログでその良さが力説されており、それに影響されて買ったものである。普段からひざ掛けとして大活躍しているのだが、今回ほど買っておいて良かった!と思ったことはない。

 

ガタガタ震える身体で電気毛布を敷いた布団にもぐりこむと、自分の体温を奪われることなく快適に寝ることができた。39℃も体温があるのに布団すらあっためられないなんて、風邪って不思議。

 

温かい布団で震えながら眠りにつく。寝る前に梅干しとすりおろし生姜を入れた熱めのお湯をたくさん飲んでいたので、すぐに汗が出てきた。このまま汗とともにウイルスも出ていってくれたらいいのだが。

 

何時間眠ったのだろう。目が覚めると夫がゲームをしていた。夫の帰宅する音にもまったく気づかなかった。おなかすいたなぁと思い、夫におじやを作ってくれと頼んだ。夫は一瞬「今いいとこなのに」みたいな表情を見せたのだが、すぐにキッチンに立ってくれた。相手が具合が悪い時は相手のことを最優先にすること、というのが私たち夫婦の決まりというか、幾度かの話し合いの末にたどり着いた暗黙の了解なのである。

 

夫は、おじやを頼まれるのは折り込み済みだったようで、会社帰りにしらすとか魚の切り身とかを買ってきてくれていた。夫が料理してくれている間、再び熱を計ると、さっきより上がっていた。汗で重くなった部屋着を替え、おとなしく布団にもぐりこむ。メイクもしたままだが、とても落とす気力はない。明日の自分に託すことにした。

 

ひと回り強くなった自分

昨日は1日寝て過ごし、夜には微熱といえるくらいまで熱が引いた。身体がものすごく軽くなった。念の為、今日も1日ゴロゴロして過ごす。もともと休みだったため、職場に迷惑をかけずにすんだのは良かった。

 

ほんとうは、年に1回くらいは熱を出して身体をリセットするのが理想なのだが、自分の身体なのになかなか自分の思惑通りにはいかない。今回しっかり熱を出したおかげで、私の免疫力はひと回り強くなり、身体中の癌細胞たちがいったん消滅したに違いない。

 

癌細胞というのは、健康体であっても毎日5000個ほど造られ続けており、それらを免疫システムが抑えてくれているから、人は病気にならないのだという。免疫細胞がもっとも活発に活動する体温は37℃と言われていて、つねに微熱があるくらいが健康にはいいということになる。

 

逆に体温が35℃台の時は、免疫細胞が力を弱め、癌細胞がもっとも活発に活動する温度と言われている。平熱が低い人は体温を上げる生活を心がけるといいそうだ。だから、熱が出たからといって慌てて解熱剤を飲んでせっかくの熱を下げてしまうのは、身体にとっては逆効果なのである。
(お仕事などでどうしても熱を下げなきゃいけないこともあるだろうが。)

 

発熱は身体のメンテナンス。免疫細胞さんたちありがとう!と思いながらゆっくり寝るだけというのが正しい風邪の引き方だ。ついやりがちだがよくないのは、アイスを食べてしまうこと。白砂糖は身体を冷やすので口当たりはいいが風邪にはよくないのである。昔ながらのすりおろしりんごが最強だ。

 

今回、私は食欲が衰えなかったので、結局おじやもおかわりしてしまった。ほんとうは、消化にリソースを取られないようにするために空腹状態でいるのが理想なのだが、まあ何事も理想通りにならないのが自分の身体ということで。笑