ふたり暮らし

明日は明日の風が吹く

新しい挑戦

ふたり暮らし。新しい挑戦。
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第3号被保険者制度廃止に備えて

私は現在、夫の扶養内で働いており、103万の壁に合わせてシフトが組まれている。第3号被保険者制度はわが家のような転勤族にとっては大変ありがたい制度ではあるが、 制度の廃止についてはもう何年も議論が交わされているし、ここらで廃止に備えて少しずつ足がかりを作っておこうかな…という気になってきた。

 

飲食店の接客という仕事はストレスも多いが、基本的にとても楽しく、私には合っている。ところが、扶養を抜けてもっとたくさん働きたいと思っても、転勤のあるパート主婦を社保に入れてくれるような飲食店はない。今まで働いて来たどの店でも、社保に加入させてもらえるのは、フリーターやシングルマザーの人だ。生活を支えてくれる配偶者のいる主婦はまず加入させてもらえない暗黙の了解的な空気がある。

 

この先も転勤があるため、制度がある限りはその恩恵にあずかるつもりだが、とりあえず時間的にゆとりのある今は130万の壁まで収入を上げておきたい。

 

そんなわけで、来月からダブルワークをしてみることにした。

 

新しい仕事

新しい職場は某航空会社のラウンジだ。飲食の仕事に変わりはないが、今よりも英語力が必要になる。

 

私の英語力は10代の頃に1年間のバレエ留学経験があるだけなので、語彙力が乏しい。ちょっと難しい会話になると詰まってしまうという、短期留学経験者の典型的なタイプといえる。しかも留学先はオーストラリアだったので、一般的なアメリカ英語のリスニングも若干あやしい。

 

国際線ラウンジという場所柄、「ここは日本なんだから日本語を話せ」なんて言ってられないし、 普通の飲食店よりも難しいことを訊かれる可能性が高い。

 

面接でその点について確認したら、「そりゃあ色々訊かれますよ。だってお客様は航空会社の社員だと思って話しかけてくるわけだから」とのこと。やっぱりね。面接官には私の英語力がどの程度かちゃんと説明したし、これはもう不採用決定だな。と思い、早々に心の中で帰り支度を始めた。

 

ところが、インバウンドでよっぽど人手不足なのだろうか。予想外にその場で採用が決まってしまった。もちろん、そこで働こうと思って応募したのだから採用されたのは喜ぶべきである。でも、怖気づいている自分がいる。心のどこかで、「べつのもっと気楽なお店に応募し直そうかな〜」と思っていたのだ。

 

せっかく採用していただけたのだから、挑戦してみようと思う。すんなり決まったということは、私にとって必要な経験ということなのだろう。ラウンジ内には英語の堪能な社員の方が何人も常駐しているとのことだし、最初のうちはややこしいことはその人たちに全部振っていいですよと言われている。

 

経験上、面接官の言うことと現場の実態はまったく違うことが多いが、とりあえず今はその言葉を信じるしかない。

 

英語の勉強

仕事開始は来月なので、それまでに少しでも語彙力を上げておきたいと思い、勉強を開始したところ、自分の脳みその衰えように驚愕している。もともと大して良くない記憶力が、さらに悪くなっている。脳みそも筋肉と同じで、使わないと衰えるのだなぁとヒシヒシと感じる日々。ああ悲しき40代…

 

今月中にオリエンテーションもしてくれるらしいので、そこで必要不可欠な会話の確認をして、あとは慣れるしかない。どうしても無理、となったらその時に辞めよう。

 

リスニングのほうは、好きなアメリカドラマを英語音声字幕無しで観るようにした。普段は断然吹き替え派なので、娯楽なのにストレスがたまる。何言ってるのかわからない場面が多数。当たり前だが喋るスピードがものすごく速いし知らない単語も多い。クセの強い話し方をされると途端に聞き取れなくなる。普段私に話しかけてくる英語話者の人たちは、かなり気を使ったスピードと発音で話しかけてくれていたのだとよくわかった。

 

セリフが聴き取れないたびに動画を止めて夫にレクチャーを求める私。今見ているのは消防士のドラマなのだが、夫も専門用語はわからないようで、難しい単語はググりながら動画を観ている。まったく息抜きになっていない気がするが、おかげで消防用語にはちょっと詳しくなった。
(明らかに新しい職場では必要なさそうな語彙である。笑)

 

前途多難な英語学習。気長にがんばろう…